ネタバレ考察『ペルソナ5』!真エンドへ向けて気になる点まとめ
こんにちは、ぽぽたんです。
P5総プレイ時間が150を超えつつあります。
何故そこまでプレイしてしまうのか?
勿論、真エンドがあるんじゃないか?という疑念があるからです。
今回は私なりの「気になる点」と拙い考察を記載したいと思います。
※もちろんネタバレ満載です※
※グッドエンドクリア前提なので、プレイ後に閲覧をしてください※
P5レビューはこちらです。
ハッキリして!!...どうなの!?
P5、正直真エンドなんてないのでは?と思ってしまうほど綺麗に終わります。
何も疑う余地もないし、P4で真エンドでやった神殺しまで達成しているし。
アトラスに「ここで終わりだよ^^」と言われても、そうかも…としぶしぶ納得してしまう程度には綺麗に終わります。
ですが!どうしても!ここが気になる!!
そういう点を記載していきます。
タイムリープ説とラスボスと対になる存在・時の神「アイオーン」
P5の作中では、キャラクター達がたまに「既視感」を訴えてきます。
といっても私が把握している分では下記だけです。
①主人公が初めて屋根裏へ来た時に「懐かしい気がする」と話す。
②祐介加入後の歓迎会で杏が「ずっと(仲間たちを)知っていた気がする」と話す。
③真加入後の歓迎会で真が「以前から(仲間たちを)知っていた気がする」と話す。
暫定:冒頭の主人公が電車で目覚めるムービーが、タイムリープしてきたばかりの反応のようである。
しかもこの意味深なフラグは回収されることがありません。
確かに、アトラス「気にしすぎだよ^^」と言われたら即終了してしまうような疑念ですが、ここで1つ気になる点があります。
ラスボスである「統制神ヤルダバオト」ですが、対となる存在に時を司る神がいるのです。
古代の宗教・思想に「グノーシス主義」というものがあります。
ヤルダバオトはグノーシス主義において、「偽の神」「下級神」という存在にされています。
少し補足を加えると、『旧約聖書』に登場するヤハウェと名乗るデミウルゴスをヤルダバオトと呼び、彼の作り出した世界(現実世界)を劣悪なものとしました。
ヤルダバオトの上位存在である「アイオーン」は”全なる至高者”として、ヤルダバオトの作った世界の秩序を”偽の世界である”という認知を促す存在です。
P5ではテーマであると考えられる「認知」に関連する神様なのです。
ここだけでも「もしかしたら関係があるのでは…?」という気になってきませんか?
またアイオーンの一部である「ソフィア(知恵)」が誤って生み出した存在がヤルダバオトであり、ヤルダバオトは自分が創られた存在であることを忘れ「自分の他に神はいない」と思い込んでいます。
ソフィアは女性として描かれることが多いのですが…。
P5において、物語の根幹に関わっているのに一切情報が出てこない女性がいますよね。
主人公が獅堂から因縁をつけられた、あの事件に登場する女性です。
彼らの因縁はここから始まっていることから、P4のガソリンスタンドにいた神様のように、「もしかしたら…?」という可能性もあります。
彼らの因縁も「ヤルダバオトがゲームとして仕組んだ」のではなく「アイオーンがヤルダバオトにそう思わせた」のであれば、話は変わってきます。
アイオーンが、ヤルダバオトの創造した現実世界を”偽の世界”であると認知を促すために主人公たちを物語に巻き込んだ。
というのが私の考察です。
また終末論の1つとして、『アイオーンが全ての人間を”認知”させることで物質界から救済する目的を遂げた後、神は世界を元のように消滅させる』というものがあります。
もしもアイオーンを倒す理由となるなら、そこに焦点があたるのでしょうね。
ちなみにアイオーンが時を司る神として描かれているのはギリシャ神話においてです。
主人公たちを利用して、衆人へ「本当の世界への認知」を促すことを失敗した際に時を巻き戻しているのではないでしょうか。
P4のノーマルエンドと同じように、現在のp5のグッドエンドは真相を究明しておらず、あのエンディングの後には冒頭の電車のシーンに巻き戻されているのかもしれません。(妄想)
ちなみにアイオーンが認知を促すものは下記であるとされています。
①現実世界は「悪」であり、この世を創造した「悪なる神」の他にも、「全なる至高者」が存在すること。(=反宇宙的二元論)
②偽の神に創られた存在である人間にも、内側には至高者に由来する花火(聖書で言うキリストの光の子的な)を所持していること。(=神的花火・本来的自己の核心)
③上記の①②を知らない者への認知を促す
グノーシス主義について極めてわかりやすく書いたため、薄い内容ではあります汗。
詳細が気になる方は各々調べていただければ幸いです。
また実際にプレイはしていないので又聞きで恐縮ではありますが、女神転生シリーズでグノーシス主義を取り上げたことがあるのですね。
旅立ちの日に惣次郎へ手渡す「手帳」の意味は?
物語の最後のあいさつ回りに、惣次郎へ保護観察時に書いていた手帳を渡すか否かという選択肢が現れます。
9/28現在において、選択肢による違いはエンディングに惣次郎が手帳を持っているかいないかの違いしかないようです。
初めてセーブをする際にモルガナは「こまめに日記をつけるといいことがある」というようなことを話します。
ゲームシステムにおいて、セーブする=日記をつけるという相互関係がみられることから、毎日つけてみると?という検証も行われているようですが現状での報告はありません。
この手帳を手渡す選択肢に意味があるのか?ないのか?
早く公表してアトラス~~~~
旅立ちの日に新島冴から貰える弁護士名刺の意味
最後の日のあいさつ回りの際、コープをMAXにしたキャラクターから次周よりコープアビリティを使用できるようになるアイテムが貰えます。
他のキャラは、例えば「ベルベットルームで使用できる機能の開放」であったり「戦闘時すぐに逃げることができる」というようなものです。
しかしながら冴だけ、特になし!
確かにストーリーを進めれば自動的にコープをMAXにできるキャラクターです。
次周に特に引き継げるアビリティがないのも頷けます。また冴の新たな進む道を知ることができる、という意味でのアイテムである可能性もあります。
しばしば話題にあがるのは、冴だけ最後のコープアビリティが不明になっている点です。
真エンドの探求をしている人だけでなく、プレイヤー心理としても、クリアしても埋まっていない文章があるのは少し気持ち悪いですよね。
世界のアルカナを最後に入手したけれど特に使用していないような…違和感
主人公は最終決戦時に愚者のアルカナである「サタナエル」を使用してヤルダバオトを倒します。
世界のアルカナといえば、ペルソナでは全てのアルカナの行く末であったり、これを手に入れることで真ボスを倒すことができることでお馴染みです。
P5も最後に「もう貴方は(自分の)世界を手に入れたのですよ」と貰えますね。
下記はwikiの引用ですが、世界のアルカナと愚者のアルカナには関連性が提示されています。
カード番号は「21」で、前のカードは「20 審判」。古い時代のタロットではマルセイユ版で「番号無し」とされた「愚者」を「22」に置いて「世界」の次のカードとするものや、逆に「世界」を「22」・「愚者」を「21」とするものが存在していた[1]。
P4では世界のアルカナのペルソナとして「伊邪那岐大神」をちゃんと召喚できるのですが、P5ではラスボス戦で開放さえるのは愚者のアルカナであるサタナエルです。
真実を見極めるための切り札としての世界のアルカナ。
それを使用した具体的な事実を作中でみることのできない分、真ボスのために取っているのでは?と期待してしまいますね。
明智モーションのウザさ
ダンジョン内・戦闘時の明智のモーションがオーバーすぎるというか、少しウザめキザめです。
品行方正王子様路線だった明智なので、初見時には「こいつには絶対裏の一面がある」と確信したのを覚えています。
そのため、本性を露わにした後も仲間としてダンジョンを巡ってくれるだろうな…とも。
結局、明智は離脱したまま復帰することはありませんでした。
しかしあの品行方正さを押し出していた明智だけ操作できるのなら、あのはっちゃけたホールドアップからの殲滅させたイラストはいらないのでは?
何故あんなにオーバーなモーションを作ったままなのか?
余談ですが、レベルアップ後にスキルを覚えた際、明智は「みんなみて!ぼくの新しい能力!」とアピールするのですが、彼の生い立ちを知った後ではなんとも切ないセリフだなと思う次第です。
11/5に完全攻略本が発売されるぞ!
ゲーム発売後初の攻略本がようやくでるそうです!!
なんとP576の大ボリューム!二週目攻略チャートまで完備!
ここで真エンドについて言及があれば…諦められるのに…。
私は藁にもすがる思いで予約しました。笑
また12/3・4に『プレイステーション エクスペリエンス2016』が開催されるので、そこにアトラスが出るとしたら、何か新しい展開があるかもしれません。
つたない考察を読んでくださりありがとうございました。
頼む!追加ディスクでも完全版でもDLCでもなんでもいいから発表してください!アトラス!
過去P5記事
『ペルソナ5』レビュー(ネタバレ有りand無し)
こんにちは、P4は4周したぽぽたんです。
発売日にウキウキで購入した『ペルソナ5』を2周クリアしたので感想を書きたいと思います。
8年もかかった集大成、ずご~く面白かったです。
1つ言えるのは、「ラスボス知っちゃったよ~」という方もネタバレが重要ではなく、ネタバレに至るまでの魅せ方が凄く良くて…その後も泣けるほど最高のシーンがあって…なので、少しでも気になったらプレイして欲しいと思います。
Pシリーズが好きだからこそ、いい意味で裏切られたところの多い本作。
ネックは一周80時間かかるという最近では珍しい超ボリュームですが、だからこそ作品の世界観に没頭できる!終わる時は寂しくてすぐ二周目はじめてしまう!笑
※核心のネタバレはしません※
※作中の9月あたりまでのちょっとしたネタバレがあります※
考察はこちら
システム周りの簡単なレビュー
プレイ時間
一周目:難易度Normalで、78時間でクリア(※トロコンや図鑑埋めはナシ)
二周目:難易度Normalで、50時間でクリア(※トロコンして図鑑埋めしました)
一周で80時間かかるとされているP5ですが、P3P4をプレイ済みのためシステムを理解している私は、初見時は78時間でした。
シリーズ未プレイだと、戦闘システムや友好度を上げる日常タームに慣れるのに時間がかかるかもしれません。
会話パートやムービーはだいたいスキップできるので、二周目はさくさくスキップ。
イベントごとカットするタイプではなく、セリフを早送りするようなスキップ形式です。
戦闘難易度Normalに関して
初見時は歯ごたえがありますが、ボスは苦戦しながらも(アイテムを駆使しながら)
ペルソナシリーズではお馴染みの『攻撃力上げて、相手の防御下げて、弱点をつく』をちゃんとできれば難しくないかと。
倒せなくてもアイテム補給やレベル上げをすれば「積んだ…」という状況にはなりにくいかと思います。
二周目でNormalだと楽勝すぎて雑魚敵レベルだとオートで殴って倒せます(笑)
そういう意味ではサクサクできますね(ただし周回には50時間近くかかる模様)。
戦闘システムについて
基本的な弱点をついて殴るというシステムは変わっていません。
感覚的なものですが、今回は物理がかなり優遇されている気がします。過去作はもう少しバランスが良かったような。
とはいえ、ムドオンやら即死をうってくる敵も健在で、油断していると一瞬でゲームオーバーになるのは変わりません。
今作もバッチリ緊張感があるので、戦闘で眠くなるということはないと思います。
あと終盤に加入する春(ちょっと育てる必要がある)が物理キャラとして強すぎる&コンセントレイトを覚えた杏が強すぎる感は否めません。
戦闘後のリザルトが凄くスタイリッシュです。ちなみに△を長押しすれば飛ばすことができます。
ダンジョンについて
本作のメインはガッチリ作ったダンジョンで、いつものランダムで変わるダンジョンではありません。
また謎解きや仕掛けが満載&長めなので攻略に時間がかかります。
そういうところでは一部不評があるのも確かなところです。
ですが謎解きもそんなに難しくない上に、PS2時代のRPGに触れている方には苦に感じないかと思います。
最近プレイしたFF10HD版の方が鬼のように面倒くさいダンジョンが多かった。笑
「ただ道沿いに進んで敵を倒すだけのダンジョンで良い」という方にはおすすめできません。
ダンジョン内にセーブポイントが要所要所にあるので、もしも全滅してもメンタルへのダメージは少ないかと思います。
ありがたいありがたい。
他のシステムのあれこれ
ロード時間:PS4版でプレイしましたが、日付が変わる場面でのロード以外は苦ではありませんでした。そのロードも10秒ちょっと程度なので、たいして時間はかからないかと思います。
日常タームのシステム:いつものPシリーズです。
ダンジョンで物陰に隠れるアクション:多少融通が利かないところもありますが、あまりストレスはありません。隠れられなければダッシュで追いかけて殴れば良し!!
音楽レビュー
P3P4の戦闘曲のようにガッツリ印象に残る曲は少ないなと感じます。
何かのインタビューで作曲を担当されている目黒さんも「本作は手堅くキャッチーさを求めずに作った」と話していらっしゃったので、そういう意味では制作側の狙い通りなのかもしれません。
とはいえBGMのオサレ感はさらに磨きがかかっています。
通常戦闘曲の『Last Surprise』はスルメ曲なので、次第に耳に残っていきます。
またPVでもお馴染みの作戦決行日に流れる『Life Will Change』は本当に
カッコいいです!怪盗の美学が詰まったような曲です!好き!
個人的には日常タームの曲が頭の中でループしつづけるぐらいになりました。なかなか離れてくれない曲です。
シナリオレビュー ネタバレ無し&ちょっと有り
ネタバレ一切無しのレビュー
私はP4のあのアットホーム感や戦闘の楽しさに心底ハマって何周もしたこともあり、シリーズ新作は楽しみでもあり、不安もありました。
ですが全て杞憂だった。
PS4のJRPGでは名を残すレベルの傑作です。
かつてのP4GがVITAでプレイできるJRPGで真っ先にオススメされるような、あの立ち位置になると思います。
感想は本当に楽しかった…の一言に尽きるレベル。笑
あえて例えるなら、P3とP4の良い所をピックアップして、ペルソナ2のようなダークさをふりかけたような感じです。
P4は悪役にも同情すべき点をしっかり描いていたかと思うのですが、P5はそこを差し引いても糞野郎な悪党ばかりです。
こんなにゲームの中のキャラクターに対してヘイトを抱いたのは初めて…(特に一番最初のボス)と思う程、糞野郎の糞野郎な点を丁寧に描いています。
ですので、キャラクター達もプレイヤーも「是非もなし!成敗する!」というテンションにしっかり持って行ってくれます。
ペルソナ5は「一度やってしまったあやまちは償うべき」というスタンスを崩しません。
社会に揉まれ他人の悪意に晒され歪んでしまった大人達を、社会に染まらない高校生達が断罪する…という表現は悪くきこえてしまいますが、「事情があるにしても人が嫌がることをしては駄目だ」という根本的なことを説いています。
悪意の連鎖を断ち切るために、彼らは戦っている節もある。
プレイヤーの年齢層によってシナリオの見え方が変わってしまうゲームなのは確かです(確かプロデューサーの橋野さんもインタビューでおっしゃっていた)
仲間になるキャラクター達も様々な一面を持っている子ばかりです。
陸上部を廃部に追い込んだ不良のような出で立ちの竜司は、お調子者だけど根は凄く真面目であることが付き合っていけばわかりますし、
明らかに派手なギャルのような姿の杏は、ハーフ美少女という属性のおかげで周囲から敬遠されて孤立しているだけで、気が凄く遣える明るく真面目な子だったり。
正直Pシリーズでは異質なぐらい真面目で常識もあり慎重な子達です(ある意味、竜司は除く)
参謀担当キャラがとても頭がキレるため、プレイヤー程度が気がつくことは全て言及してくれるため全くストレス無くプレイできます。
「怪盗をやっていて足がつかないのはどうしてか?」とか「あの意味深な発言の意味は?」とか、大体サクッと疑問に答えてくれたり提示してくれます。
プレイヤーの感じた違和感や疑問は大体そのキャラが言及してくれます、RPGでここまでストレスがないのは初めて。笑
またマスコットキャラであるモルガナがほんんんとうに、良い奴です。
P4のクマみたいな立ち位置になるのかな?と思っていましたが、良い意味で裏切られました。主人公たちの旅路をナビしてくれる良い猫です。
またパーティメンバー以外の町の人間とも交流することでコミュ(本作はコープ)ができます。
コープができるキャラも最初は「なんだよコイツ…」となりますが、話を進めていくと様々な事情を抱えていて現実に疲れていることがわかります。
他シリーズよりも魅力的なキャラが多いなと感じます。好きなのは太陽と法王ですね!
シナリオは先が気になって中々ゲームのやめどきが見つからなかったですね。
またシリーズファンだからこそ色々な節々で出し抜かれたり、アッと言わせられたり…とても振り回されました!
雰囲気は、あえて言うならP4の穏やかな人間関係を引き継いだ末期のP3みたいな感じなので気なるシリーズファンはやるべきですよ!
ちょっとしたネタバレ有りの感想
※9月あたりまでのちょっとしたネタバレを含みます※
※9月は物語の折り返し地点です※
まず名前を入力するあたりから驚かされました!
いつもだとベルベットルームで名前を書かされるのに、まさかあそことは…!と!
この驚きを感じたあたりから、発売日の一切ネタバレが出回っていない時期にプレイできて本当によかった…と安堵しました。
しかもあのムービーも改めて見返すと笑っちゃうほど仕掛けが盛り沢山です。
仲間との距離感もベタベタしすぎず、かといってビジネスライクでもなく、凄くちょうど良い居心地です。
個人的には、杏と真の壁がP3のようにならないぞ!と真っ先に打ち砕かれたのが凄く良かったです。安心してプレイできるゲームだなと思いました。
居場所がなく彷徨っていた高校生達が、「怪盗として世直しをする」という目標を見つけて生き生きとしていく。
一見暴走してしまいそうですが、キャラ達は理性的で何か行動を起こす時はストッパーが機能する。いやあ、とてもストレスがない!
「世の中のため」「仲間のため」活動する怪盗団。
義賊モノなので協力者はとても少ないのですが、それでも彼らは巨悪に立ち向かっていく…。
そこであのラスボス戦です。演出がとても良かった。
本作は人間の『認知』『認知の歪み』がテーマであり、ゲームを通して伝えたいことが明確に提示されています。
ペルソナシリーズってこんなにメッセージ性あったっけ!?と驚きました笑
だからこそ思春期の若い子達に沢山プレイしてほしい~と思います。学生は80時間もゲームする余裕がないと思うけれども…。
だからこそ「各々の認知した正義への解釈の違い」みたいな所に物語の焦点があたるのかな?とも思いましたが、そこに関してはもっと普遍的な「人の嫌がることをしない」みたいなところで終着したのも良かったです。義賊です。
人は言葉を弄して難しく考えるからこそ、どんどんありのままを受け入れられなくなり、認知が歪んでいくのだろうなあ。
双葉の話も「本当にジョーカー達がいてくれて良かったねえ」と涙しました。ペルソナはやっぱりトラウマを乗り越えてこそだよね!笑
しかしながら、ペルソナの発動の仕方も「自分を受け入れて」ではなく「反抗の意思」というのが凄くクールです。
イイコヨイコであろうと我慢して抑圧されてきた高校生達が、社会に立ち向かう。
良い物を良いと、悪いものを悪いと言えない世の中なんて…。
悪い大人に抑圧されて歪んでしまったかつての高校生達が成長してまた誰かを傷つける。
そんな構図が許されてたまるか!と皆奮闘するのは凄くグッときました。
こんな情勢だからこそ「反抗の意思」でペルソナが発現するのはとてもカッコイイですね。
個人的には祐介が好きです。
おイナリ、面白いし序盤は重宝するし最高だよね。ラーメン屋に連れて行く時は「お金大丈夫?」と心配していました。
冴さんも、真へ暴言を吐いた事実は消えないけれど好きです。川上先生の主人公に対する最初の態度は無くならないように、少しずつでも努力すれば人間関係は改善できる。そういうゲームなのかもな。
最後に
本当にP5面白かった!
いまのところ真エンドはみつかっていないのですが、プレイできる日を心待ちに…心待ちに…三周目をします…。
考察記事を書きました!
プレイ後にどうぞ閲覧ください。
『囚われのパルマ』エピソード2は物語が動き出す!レビュー
こんにちは。「塩 拉麺子」ことぽぽたんです。
スマートフォンアプリとして配信されている『囚われのパルマ』。
こちらの第2章を読み終わったので、さっそく感想を書きたいと思います。
今回で物語が少しずつ動き出した感がありますね!
※一部ネタバレを含みます※
2章の夢アプリもセクシーです。
以前、書きました記事はこちら!
エピソード2のあらすじ
エピソード1はどうしてもハルトや主人公のおかれた状況の説明が多くなりがちでしたが、今回から話が動き始めました。
『ハルト』は一体何者なのか、その手がかりが本編のシナリオやメッセージのやりとりで示唆されてきます。
まさしくミステリ風仕立ての物語に先が気になる気になるぞ!
簡単なあらすじ
ハルトとも次第に打ち解けてきた主人公。
そんな折に、外部から来た”謎の男”に声をかけられる。
どうやら「ハルト」について知っているようで…
主人公はその男が落とした写真を拾うことになる。
そしてその写真を撮った場所は、”あの場所”であることに気がついた。
新しい登場キャラ
あらすじで触れた”謎の男”と、図書館の女性司書が追加されました!
こう、オタクとして親しみの持てる司書です。
彼女は子どもと夫を置いて島に来ていることが後ほどわかります。
マスターといい、どうしてわざわざ島で働いているのか?そこも語られるのでしょうか。
ネタバレなしのレビュー
物語の本筋については、あらすじ以上のレビューができません!だいたいがネタバレになってしまうので…悲しいことに…
大変申し訳ないのですが、ハルトくん周りのレビューをさせて頂きます。
こんかいのはるとくん
今回はハルトくんとどんどん距離が近づきます。
メッセージの返信も早いし、面接のときも視線を合わせてくれるし(;_;)
ハルトくん、あんなにクールな見た目で喋り下手なのに、かなり素直なところがうかがえます。
主人公のことを都度心配してくれ、部屋の中でも主人公を想ってくれ…。
言っていることは辛辣である。
どこか記憶を取り戻すことを怖がっている節のあるハルトくん。
そんな彼の心を開くにはどうしたらいいのだろうか?と悩む主人公。
これぞカウンセリング乙女ゲーム。
好き。
優しいハルトくん
今回はCDをプレゼントすることができるのです。
が、なんとアニソンCDをあげることができます。正気か?
この、オタクを差別しない優しさ。
記憶を失っても育ちの良さと素頭の良さを感じる…ハルトはいい男…。
しかもハルトくん、おすすめのアニソンを聴いてくれる~
いい曲だったよ、と同調してくれる~
理想の恋人かよ。怖いぞパルマ。
※ここから以下はネタバレありの感想です。※
「エピソード2」ネタバレ有り感想
物語の進展
今回はハルトの失われた記憶への手がかりがちょっと掴めた感じでしたね。
『ハルトが起こした事件』とは何か、『ベアトリーチェ』とは何を指すのか。
また『看守を信用しない方がいい』とは何か!
謎への手がかりを掴んだと思いきや、謎をばら撒かれたぞ!というのが素直な感想です。
まだ3~6章まであるし、ちょっとドキドキですね。
『ベアトリーチェ』について簡単な考察
wikiでは下記の通りです。
ベアトリーチェ(Beatrice)は、イタリア語圏の女性名。
イタリア語圏というのが気になりますね。
”パルマ”もイタリア語で”掌”という意味ですし。
観光都市のイタリアのパルマは美食都市として有名ですが、少し付け足した名前であるパルマノーヴァは四方を城壁で囲んだ城塞都市として有名です。
進撃の巨人でも話題になりましたね。笑
孤島に四方を天然の城壁である海に囲まれた城塞都市としての機能を持たせているとしたら…?と深読みしてしまいました。
何か隠したい情報(ハルトのこととか)があるために、孤島に建てられた施設なのでしょう。島にも謎がありそうですね。
ハルトは研究従事者か?
今回のメッセージはハルトくんの過去(というほどでもない)や人となりがわかるようになってきましたね。
ハルトも徐々に記憶を取り戻す準備を脳が整えている…ということか?
今回のメッセージで、少なくともハルトくんが「数学が得意」ということがわかります。
- ”数字が苦手ではない"というやりとり
- "国語や音楽が苦手である"というやりとり
また勉強をすることに対して、疑問を持っていないことがわかります。
文章を読んだり、何かを覚えることが好きであったという話がされます。
ここからは私の感想になってしまいますが、ハルトくんの書く文章はかなり理論的なんですよね。
こう、上手くは言えませんが”理系”という印象を受けませんか?
実証を踏まえての発言をするところ等々。
ハルトくんのいいところは一度は同意して受け止めてくれるところ!笑
こういう態度に大人っぽさを感じるのかもしれませんね。
脱線しましたが、ちょっとしたハルトの知識が垣間見えるメッセージがあります。
思い返してみると、ハルトくんから情報をもらえるメッセージはこれだけだったような気がします。
あげられるプレゼントも『スポーツ図鑑』『動物図鑑』『植物図鑑』等、全て生き物に関するものです。
もしここにヒントが隠れているのなら、ハルトくんは生物に関する情報を持っている=生物に関する研究者なのでは?と推測しました。
それにしてはモノを知らなさすぎるので、実は研究対象として観察されながら自身も研究していた…みたいな闇を垣間見える設定だったりすると面白いですね。
距離の近づく二人
こういう切ない恋模様はぐっときます。
最後に
いかがだったでしょうか。
早く次のエピソードを配信して欲しい!という気持ちでいっぱいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
イケメンを監禁!?『囚われのパルマ』プロローグ&第一章紹介
こんにちは。ぽぽたん改め「塩 拉麺子」です。
結婚したい二次元男子は「ときめきメモリアルガールズサイド3」の桜井琥一くんです。
今回は乙女ゲーム界隈が湧いたアプリゲーム『囚われのパルマ』をネタバレ少なめでご紹介します!
雰囲気が抜群に良い『囚われのパルマ』
一番最初に、私が『パルマ』をおすすめする理由を紹介します。
退廃的かつ儚い雰囲気がとてもツボ。
きっと『パルマ』に興味を持たれる方は、イケメンが黄色いお花に囲まれているイラストをみてそそられる方が多いのではないでしょうか。
まさしくその期待に沿うようなゲームです。
記憶を無くした青年・ハルトは様々な要因があって、主人公に対して最初は心を閉ざしています。
しかし会話を重ねていくにつれ、彼の人間的な柔らかい部分に触れていきます。
ですが、どこか掴みどころがない。
記憶喪失なので、過去の自分の行動に基づいた考え方や習慣を失っているためだろうと考えられます。
その存在の希薄さが儚さに繋がり…。
早くハルトの記憶を取り戻してあげたいけれど、彼の全てを知るのは少し怖い。
そんな危うさを感じてしまうようなシナリオです。
描写も丁寧なので、文章を読んでいてイライラすることもないかと思います。
上質な大人向けの作品です。
しかも大人向けにありがちなエッチな演出が殆ど無い!!!!!!
乙女ゲームにはそういうものを求めないタイプなので凄くありがたいです。
(※本編中は”まだ”ありませんが、色気ぷんぷんなミニゲームはあります)
また、一章あたり2時間30分程度のプレイ時間でした!
アプリゲームにしては結構なボリュームですね。
- 作品の雰囲気を重視
- 心の交流を重視
この二点を大切にされる方にはおすすめのゲームです。
『囚われのパルマ』とは
ストリートファイターやモンスターハンターでおなじみのゲームメーカー『CAPCOM』からスマートフォンアプリとして発売された女性向けゲームです。
あらすじ
絶海の孤島に連れてこられたプレイヤーは、
ある事件を起こしたとして収容された
記憶喪失の青年・ハルトと出会う。
彼の記憶を取り戻すことを条件に、
島から出ることを約束されたプレイヤーだったが、
失われた記憶を探っていく内に
彼の持つ不思議な力を知ることになる。
「どうして…君の心は、見えないんだろう」
ふたりが出会ったことで止まった時間が動き出す――
影のあるイケメン「ハルト」くんの記憶を取り戻すために、あの手この手のコミュニケーションを駆使して仲良くなっていくゲームです。
しかもどうやらハルトには秘密があるようで…?
なぜハルトは監禁されているのか。
そしてなぜ記憶を失ってしまったのか。
これらの謎は順次配信される全6話のエピソードをクリアしろ!とのことです。
ハルトを監視してコミュニケーションをとろう!
なんとこのゲーム、囚人を観察する名目で『監視ができる』のです。
ありのままのハルトくんの生活を見守ることができます。
こんな一面がみられるよ!一覧
- 歯磨きをしているところ。
- 野球のバッドを振り回しているところ。
- 差し入れのアンパンを食べて不味いと言葉を失っているところ。
- ベッドに体育ずわりをして「はあ…」とため息をついているところ。
- 鼻歌交じりでシャワーをあびているところ。
- お風呂あがりのパンツ一丁なところ。
しかもこのパンツ、プレゼントすることができる。
いやー、素晴らしいと思います。
キャラクターの生活を監視できるゲームは、それこそGS3のボーイズライフモードを想起させます。
時間によって行動が変わるので、何度もPSPを起動したなあ…。
ときめきメモリアル Girl's Side Premium ~3rd Story~ (通常版)
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2012/03/15
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
監視しているキャラクターの生活の手助けをするゲームだと、セガの『ROOMMANIA#203』を思い出します。
男の子の丸裸な生活をみることができるのも凄く楽しいです。
またプレゼントをしていくにつれ、最初は殺風景だったハルトの部屋にも色がでてきて…(ホロリ)
ハルトが心を開いてくれるにしたがって、部屋の中に荷物が増えていくのは面白い演出だなと思います。
LI○E風のメッセージのやりとりでお互いを知ろう!
最近の乙女系ソーシャルゲームでは、ほぼ主流になったメッセージのやり取り風コミュニケーション。
『アイドリッシュセブン』ではスタンプ機能まで再現されていますね。
『パルマ』でもこの手法がとられています。
でも他とはひと味違うのです。
日々あったことで、ハルトに話したい内容を選択して送信することができます。
なので、ほぼメッセージを送る内容を選ぶことができます。(※ストーリー進行上選択しないといけないものもある)
猫の写真まで送れる。
「服の趣味」から「どうして寝ぐせをなおすのか」というニッチなものまであるので、メッセージのやりとりも凄く楽しめます。
またメッセージによっては選択肢がでてきます。
それによってハルトからみた貴女(=主人公)像に反映されるとか…!
確かに私がプレイしている時は、「思いもよらない発想をする」とか「欲しい言葉をくれる」等言ってくれます。笑
みなさんのハルトくんは、どのように評価してくれますか?
ガラス越しのコミュニケーション
監視カメラ越しでハルトくんの様子はいくらでも観察できるのですが、これはあくまで一方通行。
唯一、お互いの顔をみてコミュニケーションできるのは、面会室で”一枚のガラスを隔てて”いる時だけ。
最初のハルトくんは、ずっと俯いていて顔すら見せてくれません。
それが少しずつ心を開いていき、視線を合わせてくれるようになる。
凄く嬉しいぞ(;_;)
エサすら食べてくれない野良猫を手なづけたかのようです。
きっとこのガラス越しでしかできないコミュニケーションが、切ない恋を演出していくのだろうなと思いながら…。
ちなみにハルトくんの呼び名を変更できます。
そこら辺もGSのような古き良き乙女ゲームを彷彿とさせて好きです。笑
最後に
CAPCOMの乙女ゲームとして鳴り物入りで発表された本作。
個人的には期待以上でした。
早く全話を配信してほしいです。頼む!
一章以降の記事はこちら
『家猫ぶんちゃんの一年』は飼い主が孤独死したところから始まる!レビュー
こんにちは。ぽぽたんです。
私も可愛い可愛い猫を飼っている猫バカです。
そんな猫バカ界隈が震撼した、もう涙なしではみれない作品をご紹介します。
単行本『休日ジャンクション』に収録されている『家猫ぶんちゃんの一年』
SNSでとあるマンガが拡散されました。
その内容もかなり衝撃的なもので、猫バカ界に激震が走ります。
飼い主が孤独死した飼い猫の話「家猫ぶんちゃんの一年」が載ってる「休日ジャンクション」をKindleで買って読んだ。これは…すごいな。 https://t.co/5CXynNzBij 硬派な猫漫画。すごく良いぞ。 pic.twitter.com/47i43LG6P1
— 中野 (@pisiinu) 2016年8月20日
最初の2Pはよくあるほのぼの猫マンガ。
さえないおじさんが、懸賞であたった自動エサやりきに猫の名前を吹き込んだり、大切な飼い猫と遊んだり…。
また飼い猫の「ぶんちゃん」もおじさんを気に入っているのが、布団の上で寝る姿から伝わってきます。
凄くいじらしいです。
しかし『家猫ぶんちゃんの一年』はほのぼのマンガじゃありません。
突然3P目でおじさんが突然倒れ、
4P目でぶんちゃんも読者も目を丸くしておじさんの姿を眺め、
5P目でようやく、「おじさんは死んでしまった…」という事実を受け入れざるをえないのです。
飼い主が孤独死したところから始まる猫マンガ。
もうこの先は悲劇しかないのでは?とどんな人でも嫌な想像をしてしまうはず。
猫を飼っている身としては目を逸らしたくても、6P目のぶんちゃんが群がるコバエで遊んでいる姿に釘付けになる。
もう無理。
フィクションとはいえ、あまりにつらい光景に自分の飼い猫に重ね合わせることすらできない。
この地点で大号泣。
「どんな結末でもいい、このままぶんちゃんを見捨てることはできない…」
そんな一心でKindleでポチポチしました。
「バッドエンドだったらどうしよう」という方へ
この作品、どうしても嫌な想像を掻き立てられます。
一人暮らし・密室・飼猫が一匹…
ああ…
ですが、「家猫ぶんちゃんの一年」なので大丈夫ですよ。
ご心配に及ぶ「ぶんちゃんの一生」ではありません。
ぶんちゃんの生き様を通して生命の輝きを表現している作品です。
「ぶんちゃんが幸せになるところがみたいけど、グロかったらどうしよう」という方。
全く血みどろのグズグズの描写はないのでご安心ください。
下記は少し踏み込んだネタバレをしますので、一旦のネタバレすら踏みたくない!という方はお気をつけてくださいね。
どうして少しネタバレをしようかと言いますと、やはり安心感を持って読んで頂きたいからです。
私もツイートでマンガを読んでから不安で不安で、また読中は不安で不安で、読了したときに心の底からホッとしました。
「家猫ぶんちゃんの一年」はホラー漫画ではありませんし、急な展開で読者をアッと言わせるような作品ではありません。
むしろもっと硬派で、猫という存在を通して生きる道を考えさせるような、そんなお話です。
もっと多くの人に読んでもらいたいので!安心させるネタバレをします!
このネタバレを読んで安心してください!
ここからちょっとしたネタバレです。
なんと、ベランダへの戸は開いています!ヨカッタ、密室じゃない!
ぶんちゃんのトイレ(と思われるような物体の描写がある)はベランダに置いてあります。
だからいつでも出られるようにしてあげていたのですね。
ですのでぶんちゃんはエサを求めて外へ出て行きます。
このネタバレの有無で、読書中の安心感が変わってくるかと思います。
これ以上のネタバレをみたくないという方は、下記のネタバレ感想は気をつけてくださいね。
『家猫ぶんちゃんの一年』ネタバレ有り感想
涙無しではみられませんでした。
もしも自分の飼っているペットを、自分ではどうすることもできないような状況で、放置してしまうことになってしまったら…?
人間は簡単に死にますし、日常生活は震災や天災で簡単に崩壊します。
その時に愛するペットはどうやって生きていくの?
飼い主のそんな不安をよそに、ペット達は彼らの力で強く生きていけることを描いたのが本作なんだと感じました。
著者の真造圭伍先生も「自動エサやり器をみて、飼い主無しでも生きていけると思った」というところから話を作ったと巻末に書いてありましたし。
しかし、やはり家猫でぬくぬくしていることに比べたら苦労が圧倒的に多いんです。
縄張りに悩まされ、飢えに耐え忍び、寒さに耐え忍び…。
できることなら抱きしめて美味しい缶詰を食べさせて、フロントライン(※ノミをとる薬剤)して、暖かいホットカーペットの上で寝かせてあげたい…。
大号泣。
こんなにマンガで泣いたのは、うしおととら以来…。
ぶんちゃんの生きるための行動の数々は、ただ手をこまねいて見続けることしかできない飼い主には辛すぎるんですよね。
でもぶんちゃんは生きるために努力をし続けている。
また表情もとても豊かでした。
おじさんの遺体が運ばれていくのを見送るぶんちゃんのシーンですが、なんとも哀愁が漂います。
大好きだったおじさんが居なくなることをぶんちゃんなりに理解しているのです。
もう泣いた。本当に泣いた。
あとラストページのこのシーン。
おじさん(のシミ)の隣で寝るぶんちゃん…。。。。
なんと穏やかに寝ているのか。
ぶんちゃんという猫のいじらしさを最も表現したシーンではないでしょうか。
ぶんちゃんが新しい家で、「たま」と呼ばれて返事をするシーンも泣きました。
「ぶんちゃん」という名前を捨てざるをえなくなっても、ぶんちゃんは真っ直ぐ生きていくのです。
私の飼い猫もこれぐらい強く生きて欲しいと思ったシーンでした。
最後に
いかがだったでしょうか。
とりあえず、かなり泣いたということが伝わればいいなと思います。
実際、この記事を書いている間も思い出して泣きました(笑)
ペットを飼っているか否かで印象がかなり変わる作品だろうなと思います。
個人的には、『100万回生きたねこ』ぐらい人に知れ渡って欲しい作品です。
またぶんちゃんの話しかしていませんが、他の作品も良作ぞろい。
胸が締め付けられるけれど、少しホッとするような、そんなお話です。
そんな良作が540円で買える!読める!
いい時代になったな~!